医療安全管理室のリアルな仕事内容とは?――病院を“見えないところで守る”専門チームの全仕事
夜勤明け、薄暗い廊下を歩いていると、病棟のスタッフから小声でこう相談されました。
「はるかさん……この前のヒヤリ・ハット、報告した方がいいと思うんですけど、忙しくて…」
あのときの表情は今でも忘れられません。
“誰にも迷惑をかけたくない” “自分のせいにされたくない”――そんな葛藤が、胸の奥に渦巻いていました。
私は静かに答えました。
「あなたが守ろうとしているのは“自分の評価”じゃなくて、“次の患者さんの命”なんだよ」
そう伝えると、彼女はゆっくりとうなずき、報告書を提出してくれました。
このとき私は改めて感じました。医療安全管理室の仕事は、「誰かを責めるため」ではなく、「未来の事故を防ぐため」にあるということを。
この記事では、看護師・公認心理士・医療安全管理者養成研修トレーナーとしての経験から、
医療安全管理室のリアルな仕事内容を、現場目線でわかりやすく解説していきます。
- 1. 医療安全管理室とは何をする部署なのか
- 2. 医療安全管理者の役割と求められるスキル
- 3. 主要業務①|医療安全委員会の運営方法
- 4. 主要業務②|病棟ラウンド・現場巡回
- 5. 主要業務③|インシデント・アクシデント分析
- 6. 主要業務④|リスクアセスメントの実践
- 7. 主要業務⑤|全職員向け研修の企画・実施
- 8. 医療安全管理室が担う「事故防止体制」の全体像
- 9. 看護師が医療安全管理室で働くメリット(キャリア視点)
- 10. まとめ|医療安全管理室は“見えないところ”で病院を支えている
- 11. よくある質問(FAQ)
- 12. 内部リンク用の一文(例)
- 13. 情報ソース一覧(参考文献・外部リンク)
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1. 医療安全管理室とは何をする部署なのか
1-1. 法律・制度の中で位置づけられた「安全の要(かなめ)」
医療安全管理室は、単なる「安全担当の部署」ではありません。
医療法およびその施行規則の改正により、医療機関には次のような体制整備が求められています。
- 医療安全管理を行う者(医療安全管理者)の配置
- 医療安全管理を行う部門(医療安全管理室など)の設置
- 患者からの相談に適切に応じる体制の確保
こうした要件は、厚生労働省の通知・資料のなかで具体的に示されています。
参考:医療安全対策のための医療法施行規則一部改正について(厚生労働省)
また診療報酬上も、医療安全対策加算の施設基準として、医療安全管理者の配置や医療安全管理部門の設置が要件とされています。
参考:医療機関等で求められる安全管理体制(日本看護協会)
研修チラシ(PDF)
▶ 医療安全管理者養成研修のチラシはこちら(PDF)
※クリックすると別タブで表示されます。
つまり、医療安全管理室は「あると良い部署」ではなく、「なければならない部署」になっているのです。
1-2. 役割は「事故対応」ではなく「事故予防」
医療安全管理室の役割は、よく誤解されます。
- 「事故が起きたときに怒りにくる部署」
- 「報告を集めてチェックするだけの部署」
実際には逆で、医療安全管理室の本質は「事故を起こさないための仕組みをつくる部署」です。
世界的にも、WHOが示す「Global Patient Safety Action Plan 2021–2030」では、
「回避可能な有害事象を最大限減らすこと」が目標として掲げられています。
参考:Global Patient Safety Action Plan 2021–2030(WHO)
病院のなかでその中核的な役割を担うのが、医療安全管理室なのです。
たった一つの“ヒヤリ”が、百人の安心につながる。
医療安全管理室は、その「ヒヤリ」を拾い上げ、組織の学びに変える部署です。
2. 医療安全管理者の役割と求められるスキル
2-1. 医療安全管理者とは「組織の安全品質責任者」
医療安全管理室の中心人物が、医療安全管理者です。
厚生労働省や診療報酬上の施設基準では、専従または専任の医療安全管理者の配置が求められています。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
医療安全管理者の主な役割は、ざっくり言うと次の4つです。
- 医療安全に関する方針・指針の企画と整備
- インシデント・医療事故の収集・分析と再発防止策の立案
- 職員への教育・研修の企画と実施
- 委員会・病棟・部署をつなぐハブとしての調整
診療報酬上も、医療安全対策加算の算定要件には、医療安全管理者の業務内容が明示されており、
安全管理部門が委員会の運営、職員研修、インシデント報告体制の維持・改善などを担うことが求められています。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
2-2. 必要なスキルは「医療知識+対人調整力」
医療安全管理者に求められるスキルは、多岐にわたります。
- 医療現場・看護実践に関する知識(医師・コメディカルとの共通言語)
- インシデント・事故分析のスキル(RCA、SHEL、5Whysなど)
- 多職種との調整能力、ファシリテーション力
- 職員の心理に配慮したコミュニケーション(責めない・聴く姿勢)
- 研修・教育の企画力・プレゼンテーションスキル
日本看護協会は、「医療安全管理者養成研修」を通じて、看護職を含む多職種に対し、これらのスキルを体系的に提供しています。:contentReference[oaicite:2]{index=2}
医療安全は、医療スタッフ全員の“共有の責任”。でも、その先頭に立つのが医療安全管理者。
そんなイメージを持っていただくと、役割が見えやすくなると思います。
3. 主要業務①|医療安全委員会の運営方法
3-1. 委員会は「形だけ」になっていないか?
診療報酬の施設基準では、医療安全に関する委員会の開催(おおむね月1回)が求められています。:contentReference[oaicite:3]{index=3}
しかし現場では、こんな声もよく耳にします。
- 「とりあえず月1回集まっているだけ」
- 「毎回、インシデント件数の報告で終わる」
- 「委員以外のスタッフには何が決まったのか伝わっていない」
医療安全管理室の大切な仕事は、委員会を「会議」で終わらせず、現場の行動変容につなげることです。
3-2. 医療安全管理室が担う委員会運営の実務
具体的な業務としては、次のようなものがあります。
- 議題の設定(インシデント分析結果・重点テーマの選定)
- 資料作成(集計データ、事例要約、他院の事例・ガイドライン)
- 委員会当日のファシリテーションまたはサポート
- 議事録作成と保存、配布
- 決定事項を各部門・病棟へ落とし込むための周知・支援
「会議を開くこと」が目的ではなく、「現場が少しでも安全に近づく一歩を決める場」にする。
この視点で運営すると、医療安全委員会はぐっと意味のある場になります。
4. 主要業務②|病棟ラウンド・現場巡回
4-1. ラウンドは「見回り」ではなく「気づきを増やす対話」
医療安全管理室の象徴的な活動の一つが、病棟ラウンド(現場巡回)です。
ラウンドで見る視点は、多岐にわたります。
- 転倒・転落リスクのある環境になっていないか
- 点滴ルート、薬剤管理に危険が潜んでいないか
- 医療機器の配置・コード類が転倒リスクになっていないか
- 申し送り方法やカンファレンスの運営状況
- 新人・中途スタッフが孤立していないか
とはいえ、ラウンドは「チェックする場」になってしまうと、現場の空気は一気に固くなります。
病棟を巡る――その一歩が、明日の命を守る。
そう思いながら、私はラウンドではなるべく“対話”を意識してきました。
4-2. 心理的安全性を高める関わり方
ラウンドの目的は「粗探し」ではなく、
- スタッフの困りごとやヒヤリ・ハットの“芽”を拾い上げること
- 「こんなこと話しても大丈夫」という信頼を蓄積すること
です。そのため、私はこんな声掛けをよく使います。
- 「最近、ヒヤッとしたこと、ちょっとしたことでいいので教えてもらえますか?」
- 「ここ、前に工夫されてましたよね。今はどうですか?」
- 「新人さんが困りそうなポイント、どこが一番危ないと思います?」
報告が“面倒”と思われるなら、安全文化は育たない。
だからこそ、ラウンドでは「話しやすい空気」をつくることも、医療安全管理室の大切な仕事です。
5. 主要業務③|インシデント・アクシデント分析
5-1. ヒヤリ・ハットは「学びの宝庫」
インシデントや医療事故報告が上がってくると、医療安全管理室はその内容を精査・分析します。
ここで大切なのは、個人のミス探しで終わらせないことです。
- なぜ、この人にこのタスクが集中していたのか
- なぜ、ダブルチェックの仕組みが機能しなかったのか
- なぜ、情報が共有されていなかったのか
こうした「なぜ?」を繰り返し、構造的な要因を見つけるのが、医療安全管理室の腕の見せどころです。
5-2. 分析手法と実務
現場でよく用いられる分析手法には、例えば以下があります。
- 5 Whys(なぜを5回繰り返す)
- RCA(Root Cause Analysis:根本原因分析)
- SHELモデル(Software, Hardware, Environment, Liveware)
インシデント分析の目的は、「犯人探し」から「仕組みづくり」への転換です。
教育・分析・改善――安全対策は“終わらない仕事”。
だからこそ、分析のたびに組織が少しずつ賢くなるような、それぞれの現場に合った改善策へとつなげていくことが重要です。
6. 主要業務④|リスクアセスメントの実践
6-1. 「新しいことを始める前」に安全を考える
医療安全管理室の仕事は、「何かが起きた後」だけではありません。
「何かを始める前」にリスクを評価することも重要な役割です。
たとえば、
- 新しい医療機器の導入
- 新規治療・手技の開始
- 病棟のレイアウト変更
- 電子カルテの仕様変更
こうした場面では、リスクアセスメントを行い、
- どのようなエラーが起こりうるか
- そのエラーが起きた場合の影響度はどれくらいか
- 事前にできる予防策・代替案は何か
を検討します。
6-2. 「失敗の芽」を早く見つける視点
ヒューマンエラーは、人が働く以上ゼロにはなりません。
だからこそ、「人に頼りすぎない仕組み」が必要です。
例えば、
- 取り違えが起こりやすい薬剤へのラベルや保管場所の工夫
- ダブルチェックが必要な場面でのチェックリスト導入
- 転倒リスクの高い患者さんのベッド・環境調整
など、小さな工夫の積み重ねが事故防止につながっていきます。
失敗の“芽”を早く見つけて摘む――それが、医療安全管理室の静かな使命です。
7. 主要業務⑤|全職員向け研修の企画・実施
7-1. 研修は「やらされるもの」から「文化をつくる場」へ
医療法や診療報酬上の要件では、医療安全に関する職員研修の実施が求められています。:contentReference[oaicite:4]{index=4}
多くの病院で、年2回以上の研修やeラーニングなどが行われていますが、
医療安全管理室が本当に目指したいのは、「やらされている研修」から「現場が動き出す研修」への転換です。
7-2. 研修企画のポイント(新人・中堅・管理職別)
私は研修を設計するとき、必ず対象層ごとの“現実の悩み”からスタートします。
- 新人看護師:報告の出し方、指示の受け方、わからないときの相談方法
- 中堅看護師:新人指導での安全配慮、多重課題への対処、チームでの支え合い
- 管理職・リーダー:安全文化づくり、心理的安全性、インシデントへの組織対応
講義だけでなく、
- グループワーク(自部署のヒヤリ・ハット分析)
- ロールプレイ(エラー発生時の声掛け練習)
- ケーススタディ(他院の事例と自院の比較)
などを組み合わせると、研修は一気に「自分ごと」として受け止められるようになります。
マニュアルは“紙”ではなく、“生きた命綱”になる。
その変化を生み出すのも、医療安全管理室がデザインする研修の力です。
8. 医療安全管理室が担う「事故防止体制」の全体像
8-1. バラバラな活動を「一つの流れ」にする
ここまで挙げた業務は、一見バラバラに見えるかもしれません。
- 委員会運営
- 病棟ラウンド
- インシデント・事故分析
- リスクアセスメント
- 研修・教育
しかし、これらは本来ひとつの「安全の循環」を形作っています。
- 現場からの声・インシデントが上がる
- 管理室が分析し、課題を整理する
- 委員会で改善策を検討・合意する
- ラウンドや研修を通じて現場に落とし込む
- また新たな声・インシデントが上がり、改善を続ける
「事故ゼロ」を目指すのではなく、「重大事故ゼロ」を目指す。
そのための土台となるのが、医療安全管理室のつくるこの循環です。
9. 看護師が医療安全管理室で働くメリット(キャリア視点)
9-1. 看護師経験は医療安全の“最大の武器”になる
日本看護協会は、看護職が患者安全に深く関わる重要性を繰り返し発信しており、
「安全な医療が提供されるよう、医療安全管理体制の推進にも主体的に関わるべき」としています。:contentReference[oaicite:5]{index=5}
看護師としての経験は、医療安全管理室で大きな強みになります。
- 日々のケアの“細部”からリスクを感じ取る感性
- 患者さん・家族への説明力・共感力
- 医師や他職種とのコミュニケーション力
多くの場合、患者に直接ケアを提供する「最終実施者」は看護職であり、その視点を持った医療安全管理者は、組織にとって非常に貴重な存在です。:contentReference[oaicite:6]{index=6}
9-2. セカンドキャリア・管理職へのステップとして
医療安全管理室での経験は、次のようなキャリアにつながります。
- 医療安全管理者としての継続的な専門職キャリア
- 看護部長・副看護部長・師長など管理職へのステップ
- 法人全体の医療安全・教育担当、本部スタッフ
- 医療安全に関する外部研修講師・コンサルタント
医療安全は「現場を離れる」のではなく、「現場を広く支える仕事」。
病棟の一角から、病院全体、さらに地域・社会へと視野が広がっていくセカンドキャリアの選択肢でもあります。
10. まとめ|医療安全管理室は“見えないところ”で病院を支えている
この記事では、
- 医療安全管理室とは何をする部署なのか
- 医療安全管理者の役割と求められるスキル
- 委員会運営、病棟ラウンド、インシデント分析、リスクアセスメント、研修の実際
- 看護師が医療安全管理室で働くメリット・キャリアの可能性
についてお伝えしました。
医療安全管理室の仕事は、スポットライトが当たりにくく、成果も数字で見えにくいことが多くあります。
ですが、そこに日々積み重ねられた小さな改善・対話・気づきが、「重大な事故が起きなかった日常」を支えています。
医療安全管理室のホワイトボードには、過去の失敗ではなく、未来の命が映っている。
もし、あなたの病院に「医療安全管理室」という名前の部屋があるなら、
そこはきっと、目に見えないところで患者さんとスタッフの安全を守り続けている、静かな中枢なのだと思います。
11. よくある質問(FAQ)
Q1. 医療安全管理室には看護師でも配属できますか?
はい、看護師が医療安全管理室で活躍している病院は多数あります。
診療報酬の施設基準でも「医療安全管理者」は特定の職種に限定されていませんが、
看護職は患者ケアの最終実施者であることから、医療安全管理体制の推進に主体的に関わることが期待されています。
Q2. 病棟ラウンドでは、具体的に何をチェックすれば良いですか?
環境(転倒リスク・動線)、医療機器・薬剤の管理状況、情報共有の場(申し送り・カンファレンス)、
新人や中途スタッフのフォロー状況などを多面的に見ていきます。
ただし「チェック」一辺倒にならず、スタッフの声を聴く対話も同じくらい大切です。
Q3. 医療安全管理者になるには資格が必要ですか?
法律上の「国家資格」という形では定められていませんが、多くの病院では、
日本看護協会などが実施する医療安全管理者養成研修を修了した人材が医療安全管理者として配置されています。
研修では、医療安全の基礎理論からリスクマネジメント、教育・研修の方法まで体系的に学ぶことができます。
Q4. 医療安全委員会の議事録は、どこまで詳細に書くべきですか?
誰が何を発言したかという「発言録」を過度に詳細に記録する必要はありません。
重要なのは、「何が議題となり」「どのような結論・アクションが決まったのか」を明確に残すことです。
決定事項と担当、期限を明確にすることで、委員会の内容が現場の行動に落ちやすくなります。
Q5. インシデント分析はどの手法を使えば良いでしょうか?
院内ルールや文化にもよりますが、5 WhysやRCA、SHELなどがよく用いられます。
大切なのは、「どの手法を使うか」よりも、個人の責任追及に終始せず、構造的な要因を明らかにする姿勢です。
また、分析後の改善策が現場で実行・検証されるように、医療安全管理室が継続的にフォローすることも重要です。
12. 内部リンク用の一文(例)
- 医療安全管理者としての資格・研修・キャリアパスについて詳しく知りたい方は、
「医療安全管理者になるには?資格・研修・キャリアアップ完全ガイド」もご覧ください。 - 看護師としてのセカンドキャリアや管理職へのステップに関心がある方は、
「看護師のセカンドキャリアで“管理職”という選択肢を持つということ」もあわせて読むと理解が深まります。
13. 情報ソース一覧(参考文献・外部リンク)
この記事の内容は、筆者の医療安全研修・現場経験に加え、以下の公的・専門的情報源を参考にしています。引用の際は、必ず最新の情報を各リンク先でご確認ください。
- 厚生労働省「医療安全対策のための医療法施行規則一部改正について」
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/i-anzen/2/kaisei/index.html
医療機関における安全管理体制の整備を強化するため、医療法施行規則がどのように改正されたかを示した資料です。医療安全管理者の配置や医療安全管理部門の設置、患者相談体制の整備など、医療安全管理室の制度上の位置づけを理解するうえで重要な情報がまとまっています。 - 厚生労働省「医療安全に係る医療法施行規則と診療報酬上の評価」
https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/11/dl/s1118-8g.pdf
医療安全管理体制の整備に関する施設基準や、医療安全対策加算における要件(医療安全管理者や医療安全管理部門の役割、委員会開催、職員研修など)が示されています。医療安全管理室の業務内容や委員会運営・研修実施の根拠を確認する際に参考となります。 - 日本看護協会「医療機関等で求められる安全管理体制」
https://www.nurse.or.jp/nursing/anzen/mc_safesys.html
医療機関に求められる医療安全管理体制について、診療報酬や制度の観点から整理しているページです。医療安全対策加算と医療安全管理者の業務、部門の役割など、看護管理者や医療安全担当者が押さえておきたいポイントがコンパクトにまとめられています。 - 日本看護協会「医療安全管理者養成研修」
https://www.nurse.or.jp/nursing/training/search/2024/safety_training.html
医療安全管理者として求められる知識・スキルを体系的に学ぶための研修情報です。対象職種、研修内容、受講形態などが記載されており、看護師をはじめとする多職種が医療安全分野でキャリアアップを目指す際の具体的なステップとして参考になります。 - 日本看護協会「医療安全 | 看護職の皆さまへ」
https://www.nurse.or.jp/nursing/anzen/
医療安全管理体制に関わる主な組織、医療機関・介護施設で求められる安全管理体制、医療事故調査制度等について包括的にまとめたポータル的なページです。看護職が患者安全にどう関わるべきか、その全体像を把握するのに役立ちます。 - 日本看護協会「医療安全推進のための標準テキスト」等(リポジトリ資料)
https://nurse.repo.nii.ac.jp/records/2000319
医療安全管理体制の整備や看護部門における医療安全推進の考え方が整理された資料です。看護職が医療安全の主体として期待されていることや、組織的な安全文化づくりの観点など、研修や院内教育を企画する際の理論的背景として活用できます。 - WHO「Global Patient Safety Action Plan 2021–2030」
https://www.who.int/teams/integrated-health-services/patient-safety/policy/global-patient-safety-action-plan
2021年から2030年にかけて世界的な患者安全の取り組みを推進するための行動計画です。「回避可能な有害事象を最大限減らす」ことを目的とし、患者安全文化の醸成、リスクマネジメント、教育・研修など、多くの要素が日本の医療安全施策にも通じる内容となっています。
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※注意書き
本記事は、筆者の臨床・教育経験および執筆時点で公表されている公的資料をもとにまとめた一般的な解説です。
実際の医療安全管理体制や業務内容は、病院の規模・機能・地域特性により異なります。具体的な運用・体制整備については、各医療機関の規定や最新の法令・通知・ガイドラインを必ずご確認ください。

